今日の午後は”工房のある家”のお施主さんと打ち合わせ。
見積もり調整もようやく大詰めの段階に来た。
RC躯体、透ける鉄骨階段、3層分の本棚、大きなトップライト、そして大きな樹。
これがこの建物の核。
ある意味この建物は躯体自体の設計のみで成立しているとも言えるストイックな建物。
余計なデザインは無く無骨な建物だが、
その分大きな樹が重要になる。
この大きな樹が全体の雰囲気を和らげ、
室内風景を豊かにしてくれる。
”ちっちゃなガレージ”の照明や玄関扉も大体決まり、
実施設計はこれでほぼ終えた段階。
ガレージの照明は、
壁を照らす色温度の低い光源のウォールウォッシャーダウンライト、
ターコイズブルーのポルシェを照らす色温度の高い光源のダウンライト、
そしてこのガレージ空間のアクセントとして天井のライン状の間接照明、
の3種。
壁と車で敢えて色温度を変えることで互いに互いを引き立て合わせる、
これが今回のガレージ照明設計の狙い。
シャッター代わりのフロントサッシも既製品そのままでは余りにも味気ないので、
ひとつふたつ工夫を加えてこのガレージならではのものにしたい。
アイデアは幾つかすでに浮かんでいる。
あとの詰めは見積もりを取ってからでよいだろう。
来月には”工房のある家”と”ちっちゃなガレージ”の、
1/30くらいの大きな模型を作りたい。