2023/03/14 ”工房のある家”の特等席

昨日から”工房のある家”の現場では、

1Fの型枠の建て込み工事が始まる。

と言っても1Fは半地下なので地中に埋まる部分のみ。

朝から本間建設さんの志岐さんと連絡交換を重ねる。

 

鉄骨階段やブリッジ状の通路のジョイント部の詳細図を、

先週に構造の方に送ってチェックをお願いしていたが、

その回答が送られてきた。

電話をして詳しい内容を確認後に修正し志岐さんに図面を送る。

これで鉄骨屋さんも施工図が描けるだろう。

2Fのベンチ部分は保留。

ここは大事なところなのでもう少し考えたい。

 

上の画像にあるように、

このベンチはこの家の特等席のひとつ。

前面道路からベンチのある通路床の高低差は1.45mで、

半階分の高さにあるのが特徴。

前面道路から見ると1Fの工房も、2Fのベンチも、

半層分の高低差しかないスキップフロアのような関係にある。

 

 

 

上の画像の黄色い部分がベンチで、

左側にシマトネリコの樹、その先に前面道路がある。

 

トップライト下の吹抜の中央部分にあるベンチなので、

天気が良い日は太陽の光の下で本を読むこともできる。

ベンチに座って見下ろせば工房があり、

見上げればトップライト越しに空が見える。

前を見ればシマトネリコの樹そして前面道路が見え、

右を見れば西側燐家間の隙間越しにその先の道路が見え、

後ろを振り返れば北側燐家間の隙間を見通すことができる。

ある意味この建物のコンセプトがいちばん体感できる居場所。