”設計の流れ”その1 敷地について

当たり前のことではありますが、
建物を建てるには敷地が必要になります。
しかしこの敷地選びが案外難しい。
同じ樹種の木でも、
それが育つ土地の陽の当たり方、風の当たり方、他の木などとの密集具合などで、
その木の枝の張り方や葉の付け方などが変化するように、
その敷地の持つ性格が
その後そこに建てられる建物に大きく影響してくるからです。
それは予算上のことはもちろん、
そこに建つ建物の性格にも影響してきます。

当事務所の例で言いますと、
“百合丘の家”では敷地の奥半分で隣地が1Mほど低くなっており、
一階の床を簡易的な山留めさえ必要なく周囲と同じ1Mほど下げられるという事が
スキップフロア形式の採用の決定要因になっていますし、
ほぼ実施設計を終えたばかりの“つくばみらいの家”では、
旗竿敷地であるがゆえ建物4面すべてがほぼ隣家に囲まれてしまうということが、
ちょっと不思議な形式のプランの決定要因になっています。

敷地形状がきれいで南側が道路に面していて日当りが良いという、
所謂、不動産として価値が高い土地が良い敷地と思われている方も多いですが、
実はそうとも言い切れないのが、
敷地選びの難しさであり、設計の面白いところでもあります。

一般的には敬遠されがちの
不定形の敷地や斜面地などの“変形敷地”と呼ばれる中にも、
他には無いその強い個性ゆえ
建物を建てる敷地としては
かえって大変魅力的と思われるものも多くあります。

当事務所にお問い合わせを頂く方々には、
既に敷地が決まっている方も、
まだ敷地を探されている最中の方もいらっしゃいます。
気になっている土地があるのだけど、
方位的に日当たりが悪そうだとか、
敷地に高低差があるので建物の構造に無理が生じるのでは?
などといった悩みをお持ちの方も多いと思いますが、
設計する側から見ると余り問題なく解決できると思われることも多くあります。

そういったお悩みをお持ちの方は、
お気軽にお問い合わせいただければ、
何かしらのアドバイスをさせて頂くことが可能だと思います。