“設計の流れ”その6(最終回)

今回は工事監理について。
この回にて“設計の流れ”についての説明は一先ず終わりとさせて頂きます。

それまでの基本設計、実施設計において、
数々の図面や模型などを用いて検討に検討を重ねてきたつもりでも、
それらと実際の工事で次第に出来上がってくるものとの間には、
なかなか埋め尽くすことの出来ない大きなギャップがあります。
そのギャップを少しずつ埋めていくのが
工事監理期間の重要な仕事です。

この期間には、
施工者側から出された施工図のチェックと訂正を繰り返し、
さらに詳しい図面を新たに作成したりします。

意匠的な面での、
現場とそれまで頭の中にあったイメージとのギャップを埋めていくのも
この期間の重要な作業ではありますが、
もっとも大切なのは
週に一度は現場を実際に見て、
実際の作り手である職人さんと行う打合せです。
実物を眼の前にしながら経験豊な職人さんの意見を参考にさせて頂き、
必要と思われるときには微調整、
さらには設計変更さえすることもあります。

雑誌などでは設計者ばかりが紹介される事が多いのですが、
実際は数多くの職人さんに支えられること無しには、
良い建物は出来ないのです。