住宅設計ではもちろん、
建築というカタチのあるものを設計します。
カタチももちろん大事ですが、
カタチが最終目的なのではありません。
その建物でどんな生活ができるのか、
その生活自体を考えることが最も大事だと思います。
私の事務所では、
建物と周囲環境との関係、
建物内の部屋と部屋との関係、
を重要視して設計しています。
それは、
住まい手であるご家族とご近所の方たちとの関係、
家族内の例えばご両親とお子さんとの関係、
を重要視している,
ということでもあります。
例えば”空隙の家”や”クラスター・ハウス”と、
ハウスメーカーさんの住宅とを比較した場合、
建物の見た目のカタチ以上に、
そこでの住まい手ご家族の生活自体が大きく異なってくるはずで、
そこが住宅設計の難しさであり面白さだと思います。
設計事務所と家づくりをする場合、
ハウスメーカーさんとは違って、
どんなお家になるのか想像しにくいご不安もあるでしょうし、
時間もかかってしまうので大変だと思われるでしょう。
でも、
自分たちならではの、
どんな生活がしたいのか?
そこから家づくりを考えることができます。
そこから考えはじめて頂くことで、
家づくりがより楽しく、
より可能性が広がるのでは、
とも思います。