10/01

今朝は”ちっちゃなガレージ”の打ち合わせのため北千住へ。

見積に必要な図面はすべて揃ったので、

ガレージ周りを中心に仕上材や設備等の確認。

ここの建物自体は20年ほど前に、

アーツ&クラフツ建築研究所の杉浦伝宗さんが設計したもの。

今回で設計依頼は2度目ということもあり、

Tさんのご要望や質問はとても明快かつ的確で迷いもない。

そして設計者側の意図も汲んでくださるので、

とてもありがたいです・・・

ここ数日で仕上げ等のサンプル等を集める予定。

 

行き帰りの電車内で”心は孤独な数学者”(藤原正彦著)の、

神の声を求めてーアイザック・ニュートン―の章を読む。

この著者自身も数学者であり、かつ文筆家でもある。

この章の最後の方に書かれていることが特に興味深かった。

日本の和算家たちもニュートンに近い内容の数学を持っていたらしいのだが、

自然科学と数学を結びつけることができなかったのはなぜか?

 

「神が自ら造った宇宙だから、神の声がその仕組みの中に、美しい調和として在るに違いない」

この強烈な先入観があったから、宇宙が数学の言葉で書かれている、などという信念をニュートンは持ったのだろう。略。キリスト教の勝利であった。(P67)

 

思い込みの勝利である。

 

先ほど”ちっちゃなハナレ”のJさんからビールが届く。

早速お礼の電話をする。

ありがとうございます。

おいしく飲まさせていただきます。