今朝は”ちっちゃなガレージ”の打ち合わせのため北千住へ。
見積に必要な図面はすべて揃ったので、
ガレージ周りを中心に仕上材や設備等の確認。
ここの建物自体は20年ほど前に、
アーツ&クラフツ建築研究所の杉浦伝宗さんが設計したもの。
今回で設計依頼は2度目ということもあり、
Tさんのご要望や質問はとても明快かつ的確で迷いもない。
そして設計者側の意図も汲んでくださるので、
とてもありがたいです・・・
ここ数日で仕上げ等のサンプル等を集める予定。
行き帰りの電車内で”心は孤独な数学者”(藤原正彦著)の、
神の声を求めてーアイザック・ニュートン―の章を読む。
この著者自身も数学者であり、かつ文筆家でもある。
この章の最後の方に書かれていることが特に興味深かった。
日本の和算家たちもニュートンに近い内容の数学を持っていたらしいのだが、
自然科学と数学を結びつけることができなかったのはなぜか?
「神が自ら造った宇宙だから、神の声がその仕組みの中に、美しい調和として在るに違いない」
この強烈な先入観があったから、宇宙が数学の言葉で書かれている、などという信念をニュートンは持ったのだろう。略。キリスト教の勝利であった。(P67)
思い込みの勝利である。
先ほど”ちっちゃなハナレ”のJさんからビールが届く。
早速お礼の電話をする。
ありがとうございます。
おいしく飲まさせていただきます。