午前中は池袋へ行き打ち合わせ。
早目に終わったので”空隙の家”に寄る。
ひとつ現場監督さんに指示し忘れていたことがあったので・・・
現場には誰もいない。
現場にメモを残す。
誰もいないので、
折角だから急いで30分ほど撮影をして、
竣工写真のアングル探しをする。
室内と開口部との明暗差が大きいので、
露出設定に苦労する・・・
エキスパンドメタルの階段や踊り場の養生が剥がされていて、
コンクリートの重量感、
吹き抜け部分の階段や踊り場の軽快感や浮遊感、
のコントラストが明快になった。
自分でいうのも何だが、
とても気持ちのいい空間になっていると思う。
太陽が雲に隠れたりすると、
空間の表情ががらりと変わり、
この家の中に居てもそのことにすぐ気が付く。
竣工写真の撮影のため、
お施主さんにお願いして2日間お時間を頂くことになっている。
撮影した写真は、
お施主さんにはもちろん、
工務店の現場監督さん、
そして、
このお家の工事に関わってくれた職人さんにお渡しする。
いつものことだが、
撮影の2日間は私ひとりだけで撮影をする予定。
撮影をしながら、
設計した建物に自分の身を置きつつ、
そのお家の設計過程をゆっくり振り返るのが、
私なりの総まとめというか、
自分なりの竣工の儀式。
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