今日は”椿の家”の打ち合わせ。
私的にはとても良い案が出来たので、
ご要望の優先順位の再確認も含めて、
現在の案を見ていただくことにした。
いくつか頂いていたご要望のうち、
ある一つのもの以外は、
かなりの程度満たされていると思われる案だが、
そのある一つが、
実はかなり重要なものであったことが確認できた。
ただこれも何とかなりそうか・・・?
今回のお家は特に、
竣工時にすべてが完成している完成形を目指すのではなく、
実際にお住まいになられながら、
必要に応じて工夫や手を加えられるようなお家が良いように思う。
そうしているうち、
その住まい手ならではのお家に仕上がっていくのが良い。
そのようにして時間をかけながら、
実際の生活において手が加えられた住宅は、
仕上のきれいさ等とは別次元の、
とても説得力のある姿になるはずと思う。
なので仕上らしい仕上はむしろなくして、
本や物が増えてきたら棚板が簡単に増やせたり、
時間が出来た時に屋上を緑化できたり、
色々と手が加えやすいような、
下地のままの家を目指すのが好ましいように感じる。