北京オリンピック

なぜか今夜はなかなか寝付くことができない。
いっそ本でも読もうかと起きてはみたものの、
コレでもない、アレでもないと、
イタズラに多々の本に手を伸ばすばかりで、
落ち着いて読むことも出来ない。
そんなことをしているうちに、
ふと最近blogの更新をしていないことに気づいたので、
これを書くことにした。

言うまでもなく、
北京オリンピック開催中である。
TVのニュースでは毎日のように、
世界の選手たちの輝かしい活躍と同時に、
中国での様々な問題もささやかれ、
それらはまさに明と暗をなしている。

チベットをはじめとする様々な少数民族問題、
北京の大気汚染の問題、
開会式などでの偽装問題、
経済格差問題、
カシュガル、クチャ、ウルムチなどでの新疆ウイグル自治区での事件、
(これらの地名は行ったことがあるだけに個人的に懐かしく響く)
などなど。

しかし、これらは決して中国だけの問題ではないのだろう。
民族問題、偽装問題、大気汚染などの環境問題、さまざまな格差問題、
宗教問題、エネルギー資源の問題、
これらはどれも複雑に絡み合い、
中国だけでなく地球規模でも起こっている問題ばかりである。
けっして他人事ではない。
ましてや日本はアメリカの偽証を鵜呑みにしてイラクに自衛隊を送っている。

今の中国は世界の縮図のようでもある。
それゆえオリンピックを機に様々な問題が、
中国を舞台にわかりやすいかたちで顕在化しただけ、
そうとも考えられる。
今回のオリンピックが中国で開催されたことは、
ある意味、象徴的なことだったのかもしれない。