科学の方法

昨日はある取材の下見の立会いのため”クラスターハウス”へ。
あいにくの天気だったが、
家の前の田に植えられた稲の緑がきれい。

往復の電車内で『科学の方法』(中谷宇吉郎著)を読了。
平易な言葉で書かれているが、
科学の限界や自然との関係、
物質の科学と生命の科学の違い、
分析と綜合の方法、
科学における数学や理論の役割、
そして科学における人間的要素など、
本の内容自体は深い。
60年近くも前に書かれた本だが、
今で言えば複雑系の科学を思わせる概念への先見性も感じられる。
自分の仕事に引き寄せて、
科学ではなく「設計の方法」として読み替えても、
得られるものがあった。

次は『盲目の時計職人』を読み始める。
著者は『利己的な遺伝子』のリチャード・ドーキンス。
ダーウィン進化論について、
つまり、
我々人間のような複雑なデザインがどのようにしてつくられたか?
についてに本。