ここ最近なぜか、
”つくばみらいの家”の天井についての問い合わせが複数あり。
問い合わせをいただいたのは、
建築専門誌と2つの建築設計事務所。
一般の方からの問い合わせが無いのはすこし寂しい気がしますが、
”つくばみらいの家”は専門誌でしか発表していないし、
6年前の建物なので、
仕方がない。
”つくばみらいの家”は旗竿敷地に建つ平屋といった
採光上は不利な条件でしたが、
平屋というのはお施主さんのご要望でした。
計画時は敷地は区画されたばかりで周辺もまだ空き地だったゆえ、
近い将来周囲にどのような配置で2階建ての建物が建ったとしても、
(竣工の後にやはり想定どおり2階建ての建物で囲まれた)
充分な採光が得られるように、
天井のほぼ全体を自然光が柔らかく透過するトップライトにしています。
寝室等の個室は光量を絞って、
落ち着きのある空間にしています。
このトップライトの設計には、
光を採り入れつつ断熱性能も持たせたかったゆえ、
特殊な屋根材や断熱材を探したり、
その断熱材の厚みによる光の透過具合を検討したり、
照明の付け方を工夫したりなど、
いろいろと思い悩み悪戦苦闘した思い出があるので、
興味を持って頂けるのはとてもありがたいです。
コメントを投稿するにはログインしてください。