ここしばらく、
なかなか寝れない夜が続いているせいか、
読書がはかどります・・・。
というわけで”情熱の真空管アンプ”(木村哲著)を再読。
ここでこの本を取り上げたところで、
興味を持ってくれる人がどれだけいらっしゃるのでしょうか・・・
(現在、著者は指定難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)で闘病中のようです。
この本に興味のある方、是非ご購入を。良書です。)
この本は、
真空管アンプの回路の仕組みや設計、作製までを解説したもの。
出来たらここ1~2年のうちに、
ネジの1本1本まで全部の部品を自分で選んで入手し、
シャーシ(アンプの箱の部分)も自分で加工して、
この本に紹介されている全段差動式の真空管アンプを作ろうと、
ひそかに企んでいます。
実はCADで回路図や設計図も作成済み。
(再チェックは必要だが)
部品はゆっくり時間をかけて少しずつ集めるとして、
当初から狙っていた真空管が今は在庫切れのようです・・・
ロシア産なので戦争の影響でしょう。
↑ CADで作成した設計図の一部
オーディオは凝りだしたらキリのない世界。
だったら作るプロセスを楽しんで自分だけのアンプを作ってしまおう、
と考えた次第。
仕事場にある40年以上も前に製造されたJBLのスピーカーも、
ジャンク品を安く購入して届いたら即分解、
バラせるところはすべてバラし、
接点という接点はすべてサビや汚れを落とし、
ネットワーク部のコンデンサーもすべて新品に交換、
スピーカー端子も交換、
ハンダ部分もすべてやり替えたもの。
その後にスーパーツイーターも追加。
(このスーパーツイーターの追加は効果が大きかった。
密閉式のスピーカーゆえ音が少し籠っているような印象があったが、
このスーパーツイーターを追加することで音の抜けが断然良くなった。)
この結果出てくる音は新品時にこのスピーカーが持っていた音とも違うはず・・・
もっと音のいいスピーカーはいくらでもあるだろうけど、
手間暇かかってる分、
自分にはもうこれで充分かなと思える、
愛着のあるスピーカー。
何か問題が生じたら自分でメンテナンスも出来るし・・・
今度はそのようなアンプが作れたらと思っています。
住宅も同じような考え方でいいのではと思います。
最初から完全な完成品をつくるのではなく、
変化する生活に応じて手を加えていくような、
生活しながら作っていく住宅。
その結果としての、
その住まい手ならではの住宅。
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