2024/08/07 アンプのメンテナンス

上の写真はLUXMAN L-48Aで交換した電解コンデンサ。
計40個。
まずはブロックコンデンサを交換し、
バイアス電流を調整しようとしたところ、
電圧の数値がせわしなく変動したまま落ちつかない。
見た目には問題ないけど、
他の電解コンデンサも駄目になっているのかもしれない。
という訳で、
すべての電解コンデンサを交換した。
選んだのはニチコンのMUSE FG。
ブロックコンデンサは端子が大きめのKEMET製。
回路図とアンプに実装されていたコンデンサで、
なぜか静電容量が異なるものが4ケあったが、
回路図通りのものを選んだ。

コンデンサを交換する前と音が変わった。
全体的に音がすこし低音寄りになった。
解像度も少し良くなったが、
その分すこし音が硬くなった気もする。
しばらく聴いていると片チャンネルから音が消えた。
この症状は前からたまにあった。
接点は洗浄済みだが、
恐らくはリレーの寿命なのだろう。

リレーの互換品を探すのに手間取る。
既存のリレーは高見沢製のGZ-24H。
高見沢電機は現在、
富士通コンポーネントの子会社のようなので、
富士通に問い合わせして互換品を教えてもらう。
(PDFのデータ資料も送って頂いた。感謝)
ただ今後のメンテナンス性を考えると、
ソケット化してリレーを取り外せるようにして、
接点のメンテナンスやリレー自体の交換を簡単に出来るようにしたい。
富士通に教えていただいたデータをもとに、
オムロンで探し、
リレー:G2R-2-S DC24
ソケット:P2RF-08
が使えそうと分かる。

 

基盤の空きスペースにソケットを固定して、
ジャンパー線で結線する。
(リレーは接点2c型だが2aで使えるように結線する)
その後通電して、
バイアス調整とオフセット調整。
以前より数値の振れ幅が小さくなったようで、
調整が楽になった。

以前から気になっていたリレーを交換して安心したからか、
音もクリアになり安定したような気がする。