今日は事務所で、
”空隙の家”の本棚の図面をまとめる。
描いた図面は22枚。
ここまで描けば部材寸法もすべて拾えて、
プレカットもすぐにできるだろう。
今回の本棚は家具工事ではなく木工事扱いにして、
現場で三田大工さんに製作してもらう。
高さが2層分~3層分もある本棚なので、
いくつかにユニット分けして組み上げる必要があるが、
ユニット同士のジョイントを工夫する必要がある。
今回は棚柱の溝堀部分で短いビスを使ってジョイントする。
棚柱をつければビスは隠れる。
部材は厚さ24mmのランバーコアと、
厚さ12mmのラワン合板、
背板用の厚さ9mmのラワン合板の3種類。
本棚の見えがかりの見付け寸法(部材の厚さ)はすべて24mmになるようにした。
コンクリートの壁に設置する本棚では、
コンクリートの壁と本棚の背板の間に通気層を設けて、
本棚の足元と頭部にもスリット状の通気口を設けて、
コンクリート壁から出る湿気がこもらないようにしている。
本棚01