2023/07/07 ”空隙の家”本棚

今日は事務所で、

”空隙の家”の本棚の図面をまとめる。

描いた図面は22枚。

ここまで描けば部材寸法もすべて拾えて、

プレカットもすぐにできるだろう。

今回の本棚は家具工事ではなく木工事扱いにして、

現場で三田大工さんに製作してもらう。

 

高さが2層分~3層分もある本棚なので、

いくつかにユニット分けして組み上げる必要があるが、

ユニット同士のジョイントを工夫する必要がある。

今回は棚柱の溝堀部分で短いビスを使ってジョイントする。

棚柱をつければビスは隠れる。

部材は厚さ24mmのランバーコアと、

厚さ12mmのラワン合板、

背板用の厚さ9mmのラワン合板の3種類。

本棚の見えがかりの見付け寸法(部材の厚さ)はすべて24mmになるようにした。

 

コンクリートの壁に設置する本棚では、

コンクリートの壁と本棚の背板の間に通気層を設けて、

本棚の足元と頭部にもスリット状の通気口を設けて、

コンクリート壁から出る湿気がこもらないようにしている。

 

本棚01