2024/04/11 ”ゴシックとは何か”

ここのところバタバタしていたけど、
少し落ち着いてきたので、
”ゴシックとは何か”(酒井健著)を再び読み進める。
ゴシック建築と言えば、
フライングバットレス(飛び梁)や、
尖頭アーチ、
ガーゴイル、
などといった様式上の要素が言われるけれど、
なぜそういったものが生み出される必要があったのか?
の方に興味があり、
この本はそれにある程度応えてくれる本のようである。

西洋の建築史や美術史はやはり、
大雑把に言ってしまえば、
ギリシャ・ローマ文化、
キリスト教文化、
そしてその後のゲルマン文化、
の3つの価値観の競合・融合の過程のように思われる。