”空隙の家”撮影

久々のブログ更新です。
10日ほど前の日曜日に、
ある建築雑誌の撮影の立会いの為に”空隙の家”へ。

引っ越しされてちょうど1か月。
3層分の高さがある棚に多くのものが置かれていた。
撮影のためにお施主さんが急ぎで荷物の整理をしてくれた。
感謝。
お子さんが家の中を元気に走り回っていたり、
天井の低いワークスペースで、
お母さんが読む絵本をお子さん2人で静かに聞き入っていたり、
家族4人で夕食をしてたり、
そんな光景に触れることが出来てとても良かった。
とても感じが良く仲も良い4人家族。

”空隙の家”は打放のコンクリートや錆止塗装の鉄骨階段など、
仕上というものがないゆえに、
一見、
ドライで無骨な空間のようだけど、
生活感があった方がいい。
そういった空間だからこそ、
住んでいる人や生活が浮き上がってくる。
そしてこの家ではどの場所に居ても家族の気配が感じられる、
建物全体が立体的なワンルームのような家なのだ。

朝から日没後までの終日の撮影に、
お施主さんご家族は快く協力してくれた。
重ね重ね感謝・・・
カメラマンの方も一日中、
いろいろなアングルから工夫をして撮影をしてくれた。
感謝。

家の前のセットバック部分にも植物が植えられていたりして、
設計者の手を離れて、
住人による家づくりが始まっている。
今後の変化が楽しみ。

(上の写真は竣工時に撮影したもの)