今朝は”空隙の家”にシマトネリコの樹が搬入されるので、
樹の向きや位置の確認のため現場へ。
なんとかギリギリ搬入できた。
サンエー緑化さん、さすがです。
搬入は出来たが、
ここからが本番。
樹の向きや位置を調整しなければいけない。
水曜日に畑で樹を見せていただいた時に、
樹のどの面を表(樹がいちばんきれいに見える面)にして、
その表を道路側に向けることは決めていたけれど、
いざ現場でその向きで樹を置いてみるとあまり良くない・・・
階段に多くの枝が干渉してしまい窮屈な印象。
枝は出来るだけ切りたくないし、
樹はやはり伸びやかさが欲しい。
思い切って表と裏の向きを反転させてみると、
階段との納まりは改善されたけど、
今度は樹の正面の枝葉の見え方がすこし寂しい感じがする・・・
こんな感じでいろいろ樹の向きを変えて、
大体の良さそうな向きが決まったら、
樹の向きと位置を少しずつ微調整を重ねて、
けどやはりさっきの方が良かったかなと思ってはまた向きを戻して・・・
あれこれ1時間以上はかかったか、
やっとこれならという向きと位置が決まった。
室内のいろいろな場所からも見て確認。
樹形の変化も感じられる。
これならワークスペースの開口部からも樹が綺麗に見えるだろう。
樹が入ることによって、
室内風景に柔らかさも加わり、
奥行き感も増したと思う。
階段一段目の踏石も向きを決めて設置。
これは想定通りにすぐ決まった。
テーブルの上の方にも少し枝葉が伸びてくるような樹の向きにした。
テーブルに落ちる葉陰が綺麗に見れるはず。
少しずつラワン合板の本棚のユニットが組み立てられてきている。
ラワン合板のオイル拭きは施主施工だが、
オイル拭きがされるともっとラワンならではの赤味が増し濡れたような表情になる。
よって本棚との赤さび色の錆止め塗装がされた階段は同系色に近い関係になる。
赤さび色の赤と樹の葉の緑は補色の関係なので、
お互いがお互いの色をより綺麗に引き立てて見せ合う、
とても良い関係の色の組み合わせ。
記念に樹をバックにして大工の三田さんと桜井さんのツーショット。
私はもちろん、
後輩もお世話になっている大工さん。
今回も丁寧に本棚を作ってくれています。
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