2023/08/10 “空隙の家”現場

午前中は池袋へ行き打ち合わせ。

早目に終わったので”空隙の家”に寄る。

ひとつ現場監督さんに指示し忘れていたことがあったので・・・

現場には誰もいない。

現場にメモを残す。

 

誰もいないので、

折角だから急いで30分ほど撮影をして、

竣工写真のアングル探しをする。

室内と開口部との明暗差が大きいので、

露出設定に苦労する・・・

 

エキスパンドメタルの階段や踊り場の養生が剥がされていて、

コンクリートの重量感、

吹き抜け部分の階段や踊り場の軽快感や浮遊感、

のコントラストが明快になった。

 

 

自分でいうのも何だが、

とても気持ちのいい空間になっていると思う。

太陽が雲に隠れたりすると、

空間の表情ががらりと変わり、

この家の中に居てもそのことにすぐ気が付く。

 

竣工写真の撮影のため、

お施主さんにお願いして2日間お時間を頂くことになっている。

撮影した写真は、

お施主さんにはもちろん、

工務店の現場監督さん、

そして、

このお家の工事に関わってくれた職人さんにお渡しする。

 

いつものことだが、

撮影の2日間は私ひとりだけで撮影をする予定。

撮影をしながら、

設計した建物に自分の身を置きつつ、

そのお家の設計過程をゆっくり振り返るのが、

私なりの総まとめというか、

自分なりの竣工の儀式。