現在”椿の家”の基本設計中。
狭小敷地でローコスト、
それゆえの木造2階建てで20坪前後までという構造・規模・・・。
なかなかに条件が厳しいゆえに設計が難しい。
できれば、
敷地周囲との関係や構造においても工夫が欲しい。
いろいろなパターンを洗い出して、
それぞれにおいて良いところ良くないところを整理している段階。
今迄の経験上、
ある段階でブレイクスルーが起こり、
これならという案が出来るまで、
この先どんどん煮詰めていく必要がある。
寝る前は気晴らしに読書をする。
『「量子論」を楽しむ本』(佐藤勝彦監修)を読了。
読みやすく分かりやすい本であるが、
量子は粒子であり波でもある、にはじまり、
シュレーディンガーの猫における重ね合わせ、
多世界解釈など・・・
結局はよく分からない不思議な世界が「量子論」でもある。
量子論の先駆者であるニールス・ボーアでさえ、
「もし初めて量子力学を学んだ時に何の疑問も抱かないのなら、それは量子力学について何も理解していないという事だ。」
と言っている。
その不思議さを利用してか、
量子論の本をネットで探していると、
検索結果であやしいスピリチュアル系らしき本も多く出てくる。
注意されたし。
現在は『ゴシックとは何か』(酒井健著)を読書中。
精神史の観点からゴシック様式が語られていて面白い。
尖頭アーチやらフライングバットレスなど、
形式上のボキャブラリーを知るだけではあまり意味がない。
なぜそういった工夫を生み出してまで、
あのような大聖堂のデザインにしたかったのか?
それを知りたい。
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