2024/03/28

昨日午前中は、
事務所近くにあるふどう通り商店街の知人の、
建物1F一部の工事完了の確認。
工事を行ってくれたのは本間建設さん。
排水管の口径変更、
新たな給水管の引き込み、
電気配線の分配と配線のし直しなど、
主に設備工事を行っていただいた。
午後は今後貸すことになる店舗側の方と現場確認に立ち会う。
特に問題なし。
今回は既存建物一部をテナントとして貸し出すための、
消防法上の問題解決や設備改修工事の手配と工事確認のみ。
今の事務所に越してきて10年以上経ち、
私自身も今の場所を気に入っているので、
少しでも近くの商店街の力になれて良かったと思う。

”椿の家”の基本設計を続ける。
前回の打ち合わせでお施主さんが、
夜も人通りが多少あるため1Fが落ち着かないとおっしゃっていた。
敷地周辺は高低差のある地形で、
敷地はその低い部分にあり、
ハザードマップによると0.5~1.0mの浸水の可能性のあるエリア。
駐車場以外の1階床面を通常よりも地盤面から高くして、
敷地周辺のような高低差を住宅内にも引き込もうか・・・・
そうすれば万が一浸水した際にも最低限の被害で済むし、
1Fを落ち着いた空間に出来そう・・・
この方向でも検討を進めることにする。

夜は”ゴシックは何か”(酒井健著)を読む。
ゴシック大聖堂はカトリック信仰のための建物であるのはもちろんだが、
大開墾運動による森林伐採、
農業革命による人口増加、
そして都市への移住。
森林から抜け出た元農民たちは都市でも母なる森林を必要とし、
「広大な森林を背景に育まれた異教の自然崇拝の念がゴシックには色濃く反映されている」
ようだ。