なにもない空間

『なにもない空間』(ピーター・ブルック著)晶文選書   演劇および舞台について、 イギリスの演出家・ピーター・ブルックが書いた本。 なにもない空間。 本質を掴むためにひとたびは還元化された空間。 目的地でなく出

科学の方法

昨日はある取材の下見の立会いのため”クラスターハウス”へ。 あいにくの天気だったが、 家の前の田に植えられた稲の緑がきれい。 往復の電車内で『科学の方法』(中谷宇吉郎著)を読了。 平易な言葉で書かれているが、

形を読む

『 形を読む 』(養老孟司著)を読む。 副題は「生物の形態をめぐって」。 養老氏の本は初期の頃の方に良いものが多い。 解剖学者による形態学についての本。 形態学では形を扱う。 しかしこの本では、 形の「見え方」ではなく「

ディズニーランドという聖地

『 ディズニーランドという聖地 』(能登路雅子著)を再読する。 ディズニーランドを通じて、 アメリカ的な精神、思想、政治、経済などが見えてくる本。 ウォルト・ディズニーが対象にした「子供性」「スター性」「変身願望」、 日

フェルマーの最終定理

『 フェルマーの最終定理 』 サイモン・シン著 青木薫訳   昨日は池袋で”鶴ケ峰の家”の打ち合わせ。 平面詳細図や矩計図にて、 構造やプラン、寸法等の再確認。 地下RC地上3階木造の建物だが、 部分的に鉄骨を

黒い雨

昨日の朝は湯河原へ。 午後は小田原にて敷地調査と打ち合わせ。 “クラスター・ハウス”の設計が本格的にスタートする。 ここ数日読み続けていた井伏鱒二の『黒い雨』を、 行き帰りの電車内で読み終える。 原爆が投下された広島が舞

人間の建設

一昨日の日曜日は、 敷地見学のため小田原へ。 10年以上前にインドで知り合った友人が、 やっと色々な条件に見合う敷地にめぐり会えたようだ。 今後が楽しみである。 行き帰りの東海道線車中にて、 『人間の建設』 小林秀雄・岡